定期的なメンテナンスを
普段、屋根は余程のことがない限り、上から見ることはありません。ひび割れや色あせなど見た目でわかる部分は気づきますが、それ以外はどこが悪いか判断できません。そして雨漏りになって気づいた時には屋根の下地を腐らせ、深刻な状況になっている場合が多くあります。屋根は雨風や日差しから家を守る大切な部分です。定期的なメンテナンスで家を長持ちさせましょう。
- 屋根にひび割れがある
- 屋根に錆が浮いている
- 雨の時、音がうるさい
- 屋根の点検・修理を行っていない
- 雨漏りする
屋根の特徴・種類・工法
屋根は、雨や風から家を守る大きな傘です。屋根の葺き替えは、どのような素材を使用するのかが一番のポイントです。お客様があと何年くらいそこに住むか、どんな家のデザインかによっても、素材の選び方が変わってきます。
屋根材の種類・特徴
瓦
通気性が良く長持ちする日本建築の代表的な屋根材。但し、重くて価格も高いのが玉にきずです。
ガルバリウム
耐久性に優れているのに安価。デザイン性は高いが、雨音が少々気になる素材です。塗装のメンテナンスが必要です。
ガルバリウム+天然チップ
瓦の風合いがあり、和風にも洋風にもマッチ。50年くらい持つ耐久性を誇り、メンテナンスは不要。軽く雨音も少ないですが、それなりに費用がかかります。
オベロン
シングル調の美しい形状を実現しながらも、耐候性に優れています。天然のストーンチップを施しているので色あせのないメンテナンスフリーの屋根材です。30年の材料品質保証と10年の美観保証がついています。
屋根の工法
折版屋根
折版は梁・母屋に直接屋根材を葺くことができますので、野地板がいらず、工期の短縮にも対応でき、強風地帯においても強靱性を発揮するとともに、雨仕舞にも高い性能が期待できます。
立平屋根
雨仕舞や滑雪性がよいため、北海道・東北地区の多雪地帯で多く使用されてきましたが、最近では意匠性を評価され、全国的に使われることが多くなっています。
横葺屋根
屋根は意匠性に優れ、美術館などの公共施設や、レジャー施設、住宅にも幅広く採用されています。横葺には大から小まで多くの寸法がありますので、用途、建物の規模によって選択できます。